帯状疱疹後神経痛について

帯状疱疹後神経痛とは?

帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹は、子どもの時にかかった水ぼうそうの原因ウイルスが神経の中に潜んでいて、何年か経ってから何かのきっかけで再び表に現れてくると起こるものです。疲れたり、体の抵抗力が落ちたりしているときに発症します。帯状疱疹にかかると痛みと小さな水ぶくれが現れます。皮膚の症状や痛みは普通そのうちに治りますが、皮膚の症状が消えた後にも痛みが残る場合があります。これを帯状疱疹後神経痛といいます。

帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛?

痛みの原因と特徴

帯状疱疹の痛みは、皮膚症状と前後して現れてきます。ズキン、ズキンとする痛みで、これはウイルスにより炎症が起こり、神経が刺激されるためです。
帯状疱疹後神経痛の痛みは、ウイルスが神経を傷つけるために起こります。発疹が現れているときとは違って、ピリピリするような痛みで、衣服がすれるだけで痛みを起こすこともあります。しかし一方で、夜間はよく眠れたり、何かに集中していると痛みを感じなかったりするという特徴があります。

帯状疱疹後神経痛に対する心構え

帯状疱疹後神経痛は、症状や程度が患者さんによって違うため、決まった治療法はありません。それぞれの患者さんに合った治療法が選択され、組み合わせられます。また、一度や二度の治療ですぐに治ることはまれなため、根気よく治療を続ける必要があります。痛みは、薬物療法や神経ブロック、理学療法でかなり軽減されます。
前向きに考えて、痛みとじっくり、上手につきあっていくように心がけることが大切です。

帯状疱疹後神経痛に対する心構え

上手につきあう方法

入浴

入浴で体が温まり血液の循環がよくなると痛みがやわらぎます。他の病気で入浴の制限がなければ、入浴回数を増やしたり、温泉へ出かけたりするのもよいでしょう。

入浴

保温

「寒さ」や「冷たさ」で痛みが増すことがよくあります。冬には保温し、夏には冷房の冷たい風に直接あたらない、外出時には必ずはおれる衣服を持って行くなどの工夫をするようにしましょう。

保温

患部への刺激を避ける

痛みに過敏になっている場合には、衣服がすれただけでも痛みが増すことがあります。サラシや包帯を巻いてから、衣服を着るなどの工夫をするとよいでしょう。

患部への刺激を避ける

ストレス・疲労をさける

ストレスや疲労が痛みを増す原因となることもあります。睡眠を十分にとって、リラックスして過ごすよう心がけましょう。

ストレス・疲労をさける

趣味を持つ・積極的に外出する

仕事や趣味に熱中したり、人と会話したりするなど、注意が他のことに向いているときには痛みを忘れていることが多く、反対に家にひとりで閉じこもっていると、じっと安静にしているにもかかわらず、痛みが気になり、落ち込んだり、不安になったりして、その結果、痛みの悪循環が起こってしまうことがあります。
痛み以外のことに気が向くように、趣味を持ったり、積極的に外出したりしてみるのもひとつの方法です。

趣味を持つ・積極的に外出する