社長メッセージ

日本臓器製薬は 1939年の創業以来、整形外科をはじめとする専門領域の先生方の期待と信頼に応え、創薬研究から開発・製造・販売まで、製薬に関するすべての業務を一貫して手掛けてまいりました。私たちの強みは、主力製品の疼痛治療薬「ノイロトロピン」などを通じて築き上げてきた、整形外科領域における実績にあると自負しています。

一方、今の医療、製薬を取り巻く環境は急激に変化しています。低分子だけでなく、バイオ、遺伝子、再生医療と拡大し続ける創薬のフィールドにおいて、製薬企業が新薬・新医療デバイスを創出し続けていくためには、新たな芽を見つけ、各分野の先駆者とともにイノベーショナルなソリューションを実現し、その価値を最大化していくことが不可欠です。

その中で私たちは、これまでの知見や経験を基盤に、医療関係者の皆さまや患者さんのニーズを満たす製品開発をさらに推し進める体制を構築し、「整形外科領域における圧倒的貢献」を目指すことを決意しました。スローガンに「ともに切り拓く、次代の医療ソリューションを。」と掲げ、研究開発の方針を刷新し、より多角的で深い構想力を持って新薬開発に取り組んでまいります。

「整形外科領域における圧倒的貢献」を目指す活動は、医薬品で培ってきた強みを背景に、医療機器でも展開しています。海外企業との間で、導入に向けた複数のプロジェクトを進行中です。さらに、患者さんを取り巻く医療以外の課題も包括的にとらえ、解決策につなげていく将来像を描き、日本臓器製薬グループとして介護事業にも参入しました。

日本臓器製薬は、ライフサイエンスの理想を追い求め、サイエンスを軸により良い医療、社会の実現へ挑戦を続けていく企業です。私たちがこれからも社会から求められる企業であるために、製薬企業の枠を超えて医療や社会に貢献できる姿を目指してまいります。

代表取締役社長小西崇文