社長メッセージ

日本臓器製薬は 1939年の創業以来、整形外科をはじめとする多くの専門領域の先生方の強い期待と信頼に応え、医薬品の研究開発から製造販売まで、製薬に関するすべての業務を一貫して手掛けてきました。

しかし今、医療、製薬を取り巻く環境は急激に変化しています。
低分子創薬だけでなく、バイオ医薬品、遺伝子治療、再生医療等と拡大し続ける領域において、製薬会社が新薬・新医療デバイスを創出し続けていくためには、新たな芽を見つけ、各分野の先駆者とともにイノベーショナルなソリューションを実現し、その価値を最大化していくことが不可欠です。

我々も国内外での幅広い産学連携のオープンイノベーションを軸とした新薬創出の取り組みを始めていますが、さらにその活動を推し進めていくとともに、より多角的で深い構想力を持ち、国内発の新薬・新医療デバイスをアジア各国と共創し、世界に展開していく新たなビジネスモデルを実現していきます。

日本臓器製薬は、ライフサイエンスの理想を追い求め、サイエンスを軸としてより良い方向へ挑戦を続けていく企業です。そのために、真に社会から求め続けられる企業への変革を促し、革新的な成功のロールモデルを実現することができる、強く健全な経営体制を早急に構築していくことが必要と確信しています。

世界に向け、大志を持ってビジネスへの投資を行うことは、日本臓器製薬の国際的価値が高まることだけでなく、日本の意義深い価値を創造する製薬会社の使命です。私たちはこれからの医療産業に貢献できるよう医療現場の先頭に立ち、挑戦を続けてまいります。

2023年6月吉日

社長小西崇文